小指が短い人でもギターは弾けるが身体にあったギターを選ぶことが大切
ギターを弾いていて小指が届かない、と悩んだことのある人は意外と多いのではないかなと思います。
日本人は比較的に体つき自体が小さいことのほうが多いですし
ギターって持ってみると意外と大きいように感じてしまったりもします。
そもそもギターを弾いているときに小指は必要あるのか、というところに行き着きました。
ギターを弾く際には人差し指、中指、薬指、小指の四本を
状況に応じて使い演奏していきます。
ですが世の中には小指を使用せずにギターを演奏する凄腕ギタリストが確かに存在します。
有名な方だとドイツの神ともあがめられるハード・ロックギタリストであるマイケル・シェンカーさんや
ギター好きなら一度は通る道であろう日本の誇るギタリスト、布袋寅泰さんなど
小指を使わずにスターダムに上り詰めたギタリストもいらっしゃいます。
しかし、そんなことをいっても小指が届かないと話にならない…
フェルナンデス・ZO-3などのちいさめギターを選ぶことや
体にあったギターに慣れていくことも作戦のひとつかもしれません。
ギブソンなどの骨太系ギターはネックが太く指が届きにくい部分もあるため
そこまでこだわりがなければフェンダーなどのネックが細いギターに持ち替えるなどの手もありますね。
体にもあって、好みの音色が出るギターにめぐり合えるといいんですが
そんなことってわりと奇跡に近いような気もします。
今、この手に持っているギターで上達したいんだという方には小指を訓練する方法もあります!
小指が短い人がギターを弾く時のポイント
まず確かめてもらいたいのがギターを弾いているときに小指が立っていないかどうかです。
ある程度弾けるようになってきて、今までよりも難しいフレーズに挑戦しようとしたときやっぱり弾けなかった…なんて経験がおありの場合は
もしかするとピン!と小指が立っていたりするかもしれません。
スムーズな運指で正確にギターを弾くためには小指がたたないように
コントロールすることも重要となってきます。
小指のコントロールができるようになれば弾けるフレーズも増えて
さらにギターの楽しさ、魅力に気がつくと思います。
なぜ弾いているうちに小指が立ってしまうのか、という疑問ですが
それは指の神経の構造上の問題と、脳が指へ発する命令系統の問題であるということに関係しています。
ですがこのことに関しては訓練すれば改善もできることです。
もうひとつの原因としては
手に余分な力が入りすぎてしまっているということがいえます。
人間は緊張してしまうと力が入ってしまいがちな傾向があります。
ギターを弾くときは運指やピッキングなどほかにもやることがありますので
肩や腕に力が入ってしまっているのかもしれません。
適度にリラックスし脱力することでスムーズなコードチェンジやフィンガリングが行えるようにもなると思いますので
緊張せずに深呼吸していきましょう
短い小指でも積極的に動かすことでギターが弾けるようになる
手が小さかったり、指が短いことで譜面にあるコードが押さえられなかったり、くやしいですよね。
しかしこういった指が短いだとか手が小さいということを気にする必要はありません。
ギターが手元にある方は持ってみていつもどおりのポジションを取った後、
ネックを持つ手のひじを今よりも前に出して演奏することを意識してみてください。
まずは一番簡単なこの方法を試してみてもらうといいと思います。
さらにほかの対処法としてはギターは同じ音程を出せるポジションがいくつか存在するので
弾きにくいフレーズがあった場合は別のポジションで弾いてみるということも有効かもしれません。
また先ほども少し触れましたが
ギターのネックにもショート、ミディアム、ロングと種類があり
今もっているギターがどのタイプのものなのか知るだけでも打開策を見つけられると思います。
指が短い人、長い人どちらにもメリット・デメリットはある
指の長さ問題はギターを引く上で有利だったり不利だったりということに直結することはありません。
フィンガリングする左手の肩から肘、肘から手首、手の甲や手のひらなど
指先までのすべての部位をうまく使うことによってそれらの問題は解決可能なのです。
指が長い場合にもやりづらいなと感じることはもちろんあるようで
長いゆえに持ち方のおかげで親指の行き場がなくなっていたりなんてこともあるようです。
そんなときは指が長い人も短い人も基本に立ち返ってネックの持ち方を意識してみましょう。
クラシックギターで昔から使われているフォームを参考に
親指をネックの裏に置いて手の甲を前に出すイメージで弾いてみてください。
指の届く範囲が少し広がるはずです。
弾いていくうちにポジションがずれ、手の形も変わってしまうとは思いますが
親指の位置だけはネックの真ん中からずらさないように
と気をつけるだけで上達の道は見えてくるのではないでしょうか。
指が短い人がギターを弾く時に意識したいこと
指が短いなとコンプレックスに思っている人がギターを弾くときには
ギターは自由な楽器で押さえ方もすべてがセオリーどおりでないといけないなんてことはないということをなんとなく覚えておいてほしいなと思います。
ギターを弾く上で重要なのは指の長さではなく柔軟性です。
そしてこの柔軟性というものは先天的なものもありますが
たいていの場合は毎日ストレッチをするだけで改善されるものなのです。
よくみかける指をくるくるまわすというのも立派なストレッチで
あれを意識して継続していくだけで指はゆっくりとですが確実に柔軟性を身に着けるはずです。
さらにもうひとつ、そとれっちの方法としては
弦を押さえる側の指と指の間に反対の手のこぶしをちょっとずつ入れていくというストレッチ方法です。
一年も毎日続けていればいつの間にやら指と指の間が90度は開くようになっているはず…
お風呂に浸かっているときや手持ち無沙汰のときなどによくやるだけで
相当効果を実感できると思います。
こうしたちょっとした心がけひとつでギターは少しずつでも着実に上達していけます。
ギターを始めたら指が若干伸びた気がするというお話も聞くことがありますし
短いからといってあきらめるのではなくギターに長い時間触れ合って
慣れていくことも指が短いコンプレックスを解消することにつながっていくと思います。
少しの意識とリラックスで楽しくギターが弾けますように。